Suenaga, Ryuichi 末永 隆一

Artist Profile

末永 隆一 (SUENAGA, Ryuichi)

指揮者、作曲家。指揮法を小松一彦氏に師事。音楽理論を高原博文、増田宏三両氏に、作曲を田中利光氏に師事する。1975年、作曲家グループ「層」の同人となり、《弦楽とテープのためのポエム》を発表し絶賛を博した。1977年6月《弦楽のための三つの舞曲》を発表、音楽之友社より出版(レンタルライブラリアン)される。また、イタリア大使館の依頼により聖イグナチオ教会においてイタリアの作曲家ペローシーの作品演奏会を指揮する。また同年11月、セルジュ・チェルビダッケの指揮法ゼミナールを受講する。

1977年東京工業大学管弦楽団指揮者就任。1978年大岡山フィルハーモニー協会音楽監督就任。同年11月《オーケストラのための前奏曲》を発表。1979年東京ガルテンシュタットオーケストラ常任指揮者就任。1980年石巻ウィンドーアンサンブル音楽監督就任。1981年東京工業大学の依頼により百周年記念記録映画に音楽監督として関わり、そのとき発表した記念行進曲 《オーケストラのための・燕よ舞い上がれ》は絶賛を博し、それ以来同大学の入学式・卒業式等の式典には毎年演奏されている。1982年オーケストラ・タセット常任指揮者就任。1997年高津市民オーケストラ常任指揮者就任。2000年、2005年に行われたかわさき市民《第九》コンサートの指揮をする。2001年みやぎ国体実行委員会の依頼によりミュージカル《斎太郎物語》を作曲。2006年NPO法人東京オペラ協会30周年記念事業オペラ《ザビエル》を指揮する。また同年第1回かわさき市「みんなでコンサート」を指揮する。2008年合唱団「夢十夜」・オーケストラ「夢十夜」の音楽監督就任し、《レクイエム》を中心とした合唱とオーケストラ作品の演奏活動を始める。

現在作曲活動の傍ら数多くのアマチュアオーケストラや吹奏楽団の指導を手がけている。その指導は楽譜に対する深い洞察力とそれに基づいた演奏解釈を基幹としており、大変定評がある。東京都広域連携吹奏楽教育研究会理事長を務め、音楽理論に基づいた吹奏楽指導法の普及と吹奏楽における学校教育や社会教育の連携を果たすための活動にも尽力している。また、吹奏楽界で活躍している大西琢也氏をはじめとして、豊かな音楽性や優れた音楽的素養をもつ若手音楽家の発掘・育成にも力を注いでいる。現在、広域市民吹奏楽団であるT.K.Winds吹奏楽団音楽監督・桂冠指揮者を務めており、大西琢也氏と共に吹奏楽文化の継承と発展のために様々な地域活動を展開し、管弦楽の世界にとどまらず多方面で活躍している。

主な作品には管弦楽のための《アラ・マーチ》、バスト・ロンボーン五重奏《奇妙な踊り、そしてセレナーデ》吹奏楽とバス・トロンボーンのための《ラブソング》、トロンボーン四重奏曲《フィクルネス》などがある。

プロフェッショナルズ・オーケストラ 音楽監督・常任指揮者
モーツァルトの音楽をたのしむ会 理事長
オーケストラ夢十夜 音楽監督
合唱団夢十夜 音楽監督
東京工業大学管弦楽団 常任指揮者
大岡山フィルハーモニー協会 音楽監督
東京ガルテンシュタット管弦楽団 常任指揮者
高津市民オーケストラ 常任指揮者
石巻シンフォニックウインドアンサンブル 音楽監督
T.K.Winds吹奏楽団 音楽監督・桂冠指揮者
東京都広域連携吹奏楽教育研究会 理事長
末永隆一指揮法教室 主宰

http://www.r-suenaga.com/