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Mayori Fujita, Flute
Ensemble Baroque Sonore
Yoshihide Miyanoya, Conductor
("The Flute" 読者企画の商品です)

Total Time : [00:22:11]
Copyright : Mayori Fujita

Franz Benda
Flute Concerto in E minor

1. Allegro con brio
2. Adagio un poco andante
3. Presto

Time : [00:22:11]

2015-02-09
Owada Densho Hall, Shibuya
Tokyo, Japan

■フランツ・ベンダ: フルート協奏曲 ホ短調
1709年11月22日チェコ生れのフランツ・ベンダ(フランツはドイツ語名でチェコ名はFratisek BENDAと言う)の家庭は著名な音楽一族でした。父から音楽の手ほどきを受け、ヴァイオリニストとして成功します。特にドレスデンで知り合った前述のヨアヒム・クヴァンツによって、その後プロイセン王のフリードリッヒⅡ世を紹介された幸運は、C.Ph.E.バッハ等との交流も持つことになり、ヴァイオリニストとしてのみならず、その後の彼の音楽家、作曲家人生を大きく左右する事になります。最後にはクヴァンツの後見人として、フリードリヒⅡ世の音楽面での指導者の職に就き、ポツダムで逝去しました。ベンダの作品は主にヴァイオリン向けとして作曲されました。バロックとギャラント様式の要素が含まれています。同時代の作曲家たちと同様、バロック時代から古典派に移行する音楽の象徴的な作品が多いのが特徴です。フルートを演奏したフリードリヒⅡ世の為にクヴァンツ、C.Ph.E.バッハ、ベンダ等は数々のフルート曲を作曲しました。それらの曲は上質な音楽であり、アカデミックな伝統の中に生き生きとした人間の喜びや悲しみを表現した、力強い音楽が多くみられます。ベンダのフルート協奏曲も同様で、今日ではあまり演奏される機会は多くありませんが、フリードリッヒⅡ世が好んだであろう、技巧的な要素とエレガントさを兼ね備えています。カデンツァはJ.P.ランパルの物を引用しました。(Fujita)

・藤田真頼(フルート)
・山縣万里(チェンバロ)
・アンサンブル・バロック・ソノーロ
・宮野谷義傑(指揮)

録音:2015年2月9日(ライブ)
大和田伝承ホール